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AI検索対応度を55点→82点に改善した全手順|実サイトで検証

「AI検索対策って、具体的に何をすればスコアが上がるの?」

この疑問に答えるため、架空のWeb制作会社サイトを作り、AEO Checkで診断→改善→再診断を行いました。結果は55点(D判定)→ 82点(A判定)。この記事では、改善の全手順を公開します。


ビフォー:55点(D判定)

まず、わざとAI検索対策をしていない状態のサイトを用意しました。

ビフォー診断結果

テストサイト: demo.aeo-check.net(架空のWeb制作会社「Sample Web Studio」)

初期状態で意図的に欠けていたもの:

  • robots.txt なし
  • 構造化データ(JSON-LD)なし
  • meta description なし
  • sitemap.xml なし
  • FAQコンテンツなし
  • 会社概要・プライバシーポリシーなし
  • コンテンツが薄い(147文字)
  • OGPタグなし
  • canonical URL なし

カテゴリ別スコア(ビフォー)

カテゴリ スコア 主な問題
AIクローラーアクセス 18/20 robots.txt が見つからない
テクニカルSEO基盤 8/13 sitemap なし、canonical なし
構造化データ 0/14 JSON-LD が一切なし
コンテンツ品質 5/17 147文字、meta description なし
AEO対応 0/12 FAQ なし、引用シグナルなし、OGP なし
権威性・信頼性 2/17 信頼性ページなし、外部リンクなし
コンテンツ構造 3/7 内部リンクなし、リスト・テーブルなし

構造化データが0点、AEO対応も0点。AI検索に引用される要素がほぼありません。


改善した7つの施策

施策1: robots.txt を設置

AIクローラーがサイトにアクセスできることを明示します。

User-agent: *
Allow: /

User-agent: OAI-SearchBot
Allow: /

User-agent: PerplexityBot
Allow: /

Sitemap: https://demo.aeo-check.net/sitemap.xml

詳しくはAIクローラー完全ガイドをご覧ください。

施策2: sitemap.xml を追加

検索エンジンにサイト構造を伝えます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
  <url>
    <loc>https://demo.aeo-check.net/</loc>
    <lastmod>2026-04-24</lastmod>
  </url>
</urlset>

施策3: meta description + canonical + OGP を追加

<meta name="description" content="Sample Web Studioは東京のWeb制作会社です。
  ホームページ制作・LP制作・ECサイト構築・保守運用まで、
  中小企業のWeb戦略をワンストップで支援します。">
<link rel="canonical" href="https://demo.aeo-check.net/">
<meta property="og:title" content="Sample Web Studio | 東京のWeb制作会社">
<meta property="og:description" content="ホームページ制作・LP制作・ECサイト構築。
  中小企業のWeb戦略をワンストップで支援。">

施策4: 構造化データ(JSON-LD)を追加

3種類のJSON-LDを追加しました:

Organization スキーマ — 会社の基本情報

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Organization",
  "name": "Sample Web Studio",
  "url": "https://demo.aeo-check.net",
  "description": "東京のWeb制作会社。ホームページ制作・LP制作・ECサイト構築・保守運用。"
}

FAQPage スキーマ — よくある質問を構造化

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [
    {
      "@type": "Question",
      "name": "制作費用はいくらですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "ホームページ制作は30万円〜、LP制作は15万円〜が目安です。"
      }
    }
  ]
}

BreadcrumbList スキーマ — パンくずリスト

構造化データの詳しい書き方は構造化データでAI検索対策|JSON-LDの書き方をご覧ください。

施策5: コンテンツを充実させる

147文字 → 約1,500文字に拡充。具体的に追加したもの:

  • 実績セクション: 「累計150社以上」「継続率95%」の具体的な数値
  • サービス詳細: 各サービスの説明を1〜2文→3〜4文に拡充、料金目安を追加
  • 制作実績: 具体的な成果(「問い合わせ数が月5件→月20件に増加」等)

この施策はコンテンツ品質カテゴリ(文字数・meta description・titleタグ・見出し構造)に横断的に効いています。文字数だけでなく、titleタグの最適化(17文字→30文字超)やmeta descriptionの追加も含めた総合的な改善です。

AIは具体的な数値やデータを含むコンテンツを引用しやすい傾向があります。

施策6: FAQセクションを追加

よくある質問を3つ追加:

  • 制作費用はいくらですか?
  • 制作期間はどのくらいですか?
  • 保守運用だけお願いできますか?

質問と回答を明確に分けることで、AIが「質問→回答」の構造を認識しやすくなります。

施策7: 信頼性ページ・会社概要を追加

  • 会社概要セクション: 会社名、所在地、設立年、代表者名、事業内容
  • プライバシーポリシーページ: 別ページ(privacy.html)として作成し、フッターからリンク
  • ナビゲーション: ヘッダーに各セクションへのリンク

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の可視化は、AIが情報源の信頼性を判断する材料になります。


アフター:82点(A判定)

アフター診断結果

カテゴリ別スコア(アフター)

カテゴリ ビフォー アフター 改善幅
AIクローラーアクセス 18/20 20/20 +2
テクニカルSEO基盤 8/13 13/13 +5
構造化データ 0/14 11.2/14 +11.2
コンテンツ品質 5/17 17/17 +12
AEO対応 0/12 7.4/12 +7.4
権威性・信頼性 2/17 9.2/17 +7.2
コンテンツ構造 3/7 4/7 +1
合計 55 82 +27

最も改善幅が大きかったのはコンテンツ品質(+12点)構造化データ(+11.2点)。この2つだけで全体の改善幅の半分以上を占めています。

まだ伸びしろがある項目

  • AEO対応(7.4/12): 質問形式の見出し(「〜とは?」「〜の方法」)がまだない、引用されやすさシグナル(統計データ・出典表現・定義文)が不足、llms.txt未設置
  • 権威性・信頼性(9.2/17): 外部引用リンクの追加、著者情報の充実
  • コンテンツ構造(4/7): 内部リンクの追加(複数ページ化)

各施策は複数のカテゴリに横断的に効くため、施策別の加点は単純に足し算できません。上のカテゴリ別スコアが正確な改善幅です。


改善の優先順位まとめ

優先度 施策 効果 難易度
1 コンテンツ充実(数値・実績・詳細) ★★☆
2 構造化データ(Organization + FAQ) ★★☆
3 信頼性ページ(会社概要・ポリシー) ★☆☆
4 meta description + canonical + OGP ★☆☆
5 sitemap.xml ★☆☆
6 robots.txt ★☆☆
7 FAQセクション ★☆☆

コンテンツの充実と構造化データの追加が最もインパクトが大きいという結果になりました。技術的に難しい施策よりも、「具体的な情報を書く」「JSON-LDを追加する」という基本的な施策が効果的です。


診断レポート(PDF)

実際の診断レポートPDFも公開します:


まとめ

  • 架空のWeb制作会社サイトで**55点→82点(+27点)**の改善を実現
  • 最も効果が大きいのはコンテンツ充実構造化データ
  • 技術的に難しい施策は不要。基本的な改善だけでA判定に到達可能
  • 改善にかかった時間は約1時間

自社サイトの現状を把握したい方は、まず診断で改善ポイントを確認してみてください。

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