ChatGPT・Perplexityからの流入を測定する方法|GA4とSearch Consoleの設定手順
「AI検索対策をしたけど、効果が出ているのかわからない」——これは多くの担当者が直面する課題です。
2026年4月時点では、AI検索流入を完全に測定する標準的な方法はまだ確立されていません。ただし、GA4とSearch Consoleを組み合わせることで「観測可能な一部」は確認できます。
この記事では、現時点で可能な測定方法と、その限界を正直に解説します。
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AI検索流入の全体像
AI検索からの流入には、大きく3つの経路があります。
| 経路 | 例 | GA4での見え方 |
|---|---|---|
| AI検索サービスからの直接流入 | ChatGPT検索、Perplexity | referral(リファラーで判別可能) |
| Google AI Overview / AI Mode経由 | Google検索結果内のAI回答からクリック | organic(通常の検索と混在) |
| AIアプリ内ブラウザ経由 | アプリ内でリンクをタップ | directやunassignedに落ちることがある |
GA4でAI検索流入を確認する方法
Step 1: リファラーレポートを確認する
GA4の「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」で、以下のリファラーを探してください。
| AI検索サービス | リファラードメイン |
|---|---|
| ChatGPT | chatgpt.com |
| Perplexity | perplexity.ai |
| Gemini | gemini.google.com(ただしgoogleに混ざることがある) |
Step 2: 探索レポートで詳細を確認する
標準レポートでは見えにくい場合、「探索」で詳細を確認できます。
- GA4 → 「探索」→ 「自由形式」
- ディメンションに「セッションのデフォルトチャネルグループ」と「ページリファラー」を追加
- 指標に「セッション」「エンゲージメント率」を追加
- フィルタで
chatgpt.comやperplexity.aiを含むリファラーを抽出
ページリファラーを使うと、セッション単位の再分類ではなく、実際のリファラーURLを確認できます。
Step 3: カスタムチャネルグループを作成する(推奨)
AI検索流入を継続的に追跡するなら、カスタムチャネルグループの作成が便利です。
- GA4 → 「管理」→「データの表示」→「チャネルグループ」
- 新しいチャネルグループを作成
- 「AI検索」チャネルを追加し、以下の条件を設定:
- ソースが
chatgpt.comに一致 - または ソースが
perplexity.aiに一致 - または ソースが
gemini.google.comに一致
- ソースが
これで「AI検索」という独立したチャネルとしてレポートに表示されます。
Search ConsoleでAI経由のクリックを確認する方法
AI Overview / AI Modeのクリック
Google公式によると、AI OverviewやAI Mode経由のクリックはSearch Consoleの「ウェブ」検索タイプに含まれます。
確認方法:
- Search Console → 「検索パフォーマンス」
- 検索タイプ: 「ウェブ」
ただし、2026年4月時点ではAI Overview/AI Modeのクリックを通常の検索クリックと分離する機能はありません。 全体のクリック数の増減で間接的に判断するしかない状況です。
流入キーワードの変化を追う
AI検索対策の効果は、Search Consoleのクエリレポートで間接的に確認できます。
- 新しいクエリ(今まで流入がなかったキーワード)が増えているか
- ブランド名クエリ(「○○株式会社」等)の表示回数が増えているか
- 長文クエリ(質問形式)からの流入が増えているか
手動での確認方法
GA4やSearch Consoleだけでは測定できない部分は、手動で確認します。
ChatGPTで自社名を検索する
ChatGPTの検索機能で以下を試してください:
- 「○○株式会社について教えて」
- 「○○のサービスの特徴は?」
- 「○○ vs △△ どちらがおすすめ?」
引用リンクに自社サイトが含まれているか確認します。
Perplexityで検索する
Perplexityで同様の検索を行い、引用元に自社サイトが含まれているか確認します。Perplexityは引用元を明示するため、確認しやすいです。
測定の限界(正直に)
2026年4月時点では、以下の限界があります。
| 限界 | 詳細 |
|---|---|
| AI流入の一部しか測れない | アプリ内ブラウザやリンクコピー経由ではリファラーが消える |
| Geminiの流入が混ざる | googleドメインのため、通常のGoogle検索と区別しにくい |
| AI Overview/AI Modeを分離できない | Search Consoleでは通常の検索クリックと混在 |
| 実数は過小評価になりやすい | directやunassignedに落ちるAI流入がある |
つまり、GA4とSearch Consoleで確認できるのは「AI検索流入の観測可能な一部」です。 完全な測定は現時点では不可能ですが、トレンド(増えているか減っているか)の把握には十分使えます。
推奨する測定フロー
月次で以下を確認:
1. GA4: chatgpt.com / perplexity.ai からのセッション数
2. GA4: 全体のreferral流入の変化
3. Search Console: 新規クエリの増減
4. Search Console: ブランド名クエリの表示回数
5. 手動: ChatGPT/Perplexityで自社名を検索
最初は数値が小さくても、トレンドを追うことが重要です。
よくある質問
AI検索流入だけを正確に測定できる?
2026年4月時点では完全な測定は困難です。GA4のリファラー分析で「観測可能な一部」は確認できますが、アプリ内ブラウザ経由やGemini経由の流入は正確に分離できません。
GA4の設定で特別なことは必要?
基本的な設定で測定可能です。より詳細に追跡したい場合は、カスタムチャネルグループの作成を推奨します。
AI検索流入が0件なのは対策が失敗している?
必ずしもそうではありません。リファラーがdirectに分類されている可能性や、そもそもAI検索でのクエリ数が少ない可能性があります。手動でのChatGPT/Perplexity検索確認も併用してください。
まとめ
- GA4では
chatgpt.com、perplexity.aiのリファラーでAI検索流入の一部を確認できる - Search ConsoleではAI Overview/AI Modeのクリックが「ウェブ」に含まれるが、分離はできない
- 完全な測定は現時点では不可能。トレンドの把握が現実的な目標
- カスタムチャネルグループの作成と月次の手動確認を推奨
まずは自社サイトのAI検索対応状況を確認し、改善ポイントを把握するところから始めてみてください。
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